DmfToAsc.cpp

 データの保存フォーマットが公開されているシミュレーターって、本当に有難いですね。 欲しい情報がいっぱい詰まっているんですから。 地図のように・・・

 これは、形状の倣いデータのみが支給され、CAM にかけられる CAD データが一切無かった状況で、ブロック素材から削り出さなければならなかったとき、いかに支給の倣いデータで加工できる状況を作るか・・・という問題に直面したときに作成したものです。

 切削シミュレーターで仕上げた形状がそのまま取り出せたら、これを CAM にかけて 「粗加工パス」 を作成すればいいのですが、なかなか切削後形状を出力してくれるものはありません。
 そこで、TRYCUT の登場です。 保存フォーマットが公開されているばかりか、SDK まで用意されていて、とても便利です。 この trsave.dll は、格子点を(X,Y,Z) の点群のテキストファイルを出力し、これは CAD にも読み込み可能な形式です。 あとは、無理やり面を張って、CAM で 「粗加工パス」 を作成・・・

 しかし実際は、ちょっと計算に時間がかかってしまいました。 無理やり作成した面が、多くの頂点を持ってしまったため、計算処理中のオフセット面に、自己交差が発生した為ではないかと予想しています。

 ソースも公開しますので、このあたりを踏まえて、改良してください。

 

trsave.dll ダウンロード (48KB)

ソースファイル DmfToAsc.cpp

使用方法
trsave.dll  TRYCUT 専用の dll です。 TRYCUT のインストールフォルダーに保存してください。 これによって、ワーク保存時のファイルの種類に、「Ascii File  (.asc)」 の項目が追加されます。 この項目を選択すれば、格子点群のデータを出力できます。
 さらに詳しい使用法は、TRYCUT 公式HP Let's TRYCUT を参照してください。
DmfToAsc.cpp  現状の trsave.dll を作成した、C++ ソースファイルです。 
 ご自由に、編集、コンパイルして、お使いください。


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